あなたのお口の中に、こんな症状はありませんか?もし心当たりがあったら、歯周病かもしれません。中高年で歯を失う原因の半分は、歯周病です。

  • 起床時に口の中が粘つく
  • 歯ぐきがムズムズする
  • 歯が長くなった
  • 歯ぐぎを押すと膿がでる
  • 口臭がある
  • 歯をみがくと血がでる
  • 食べ物が歯にはさまる
  • 歯がぐらつく
  • 硬いものが噛めない
  • 水を飲むと歯がしみる
  • 歯ぐきが腫れている

当医院では、「生涯自分の歯でたべられる」ことを目標として、健康で美しい歯を保つために口腔機能の保持増進を目指しております。口腔は身体の一部であり、一臓器と考えられます。私どもは予防歯科医学の立場から、高度な治療を目的として患者の皆様に接して参りたいと考えています。そのための治療が完了された方には、その後、定期検診を続けていかれることで、早期発見、早期治療が可能となり、初めての口腔の健康(美しくきれいな歯)が保たれます。

◆主な検診内容
  • ・歯科衛生士による患者さん一人一人に合ったブラッシング方法の実践
  • ・プラーク及び歯石、バイオフィルムの除去
  • ・歯周検査・歯周病菌検査(バナペリオ)
  • ・唾液検査
【治歯の喪失の2大要因「う蝕」「歯周病」を予防・管理します】

唾液検査(サリバテスト)

唾液検査を通じて、むし歯菌の数、唾液の量や質を調べています。味のないガムを5分間噛んでいただくだけの、簡単な検査です。生活習慣をお聞きしながら予防方法を決めていきます。

歯周検査・歯周病菌検査(バナペリオ)

歯周棒検査バナペリオは、歯周病の重症化を招く3種類の細菌の有無をたったの5分間で判定することができます。検査結果は試験紙に出る青色の濃淡で判断できます。

【歯科医院で定期的にプラークコントロールを受けましょう】

プラークコントロール(バイオフィルムの機械的除去)の中心は、自分でおこなう毎日の歯ミガキ。
言うまでもなく、歯ミガキでバイオフィルム(プラーク)をきちんと取り除くことは、歯周病の予防にとって非常に大切ですので、ぜひ自分に合った歯ミガキの方法を身につけて下さい。
しかし、毎日の歯ミガキで歯ぐぎから上のバイオフィルムは取れますが、歯ぐぎから下のポケットに溜まったバイオフィルムや歯石は取れません。 そこで、歯科医院で定期的に専門家によるプラークコントロールを受け、ポケットの中のバイオフィルムや歯石をきれいに取りましょう。

【プラークコントロールと生活習慣の見直しが大切です】

歯周病は、感染症という面と生活習慣病という面を合せ持った病気です。したがって、歯周病を予防するには、この両方の面からアプローチする必要があります。 感染症の面からは、プラークコントロール(バイオフィルムの機械的除去)、生活習慣病の面からは、生活習慣の見直しです。

◆プラークコントロール

毎日の歯ミガキ
歯科医院での定期的なプラークコントロール

◆生活習慣の見直し

タバコをやめる
ストレスをためない
規則正しい生活

歯周病は、口の中だけの病気ではなく、全身の病気とも関係することがわかってきました。歯周病菌が血管や気管を通って身体の色々な臓器に進入し、そこで病気を起こしたり悪化させたりすることがあります。 また、歯肉の炎症によって作られるゲルミカルメディエーターという炎症性物質が、身体全体に影響を及ぼします。 例えば歯周病によって、心内膜炎、動脈硬化、肺炎などを引き起こしたり、糖尿病を悪化させたり、早産、低体重児出産の確率を高めたりする可能性があるのです。歯周病を予防することは、歯と歯ぐぎのためだけではないのです。